トレイルランナーが教える屋島トレイルラン

バラエティに富んだ起伏を足の裏でとらえながら、山の斜面を駆け抜けるトレイルラン。屋島山上は木々の間から美しい瀬戸内海を眺めながら走ることができる、絶好のトレイルランコースです。

Compactコンパクト

屋島山上観光駐車場から遊鶴亭までのコースなら往復約4.6km。なだらかな斜面なので走りやすくビギナーでも安心。

Simple迷わない

非常にわかりやすいコースです。北嶺への分岐点にある階段さえ見逃さなければ、道に迷う心配もありません。

Urban街中から近い

高松市中心部からは車で約20分。琴電屋島駅・JR屋島駅からは屋島山上シャトルバスが運行していて、アクセス抜群です。

Easy気軽に楽しめる

アップダウンが少なく、コース途中にはベンチや休憩所もあります。自分のペースで気軽に楽しむのにピッタリ。

Guide Runner

尾形 鉄郎(おがた・てつろう)
香川県高松市出身。19歳の頃からランニングを始めたことをきっかけにトレイルランの魅力を知り、国内外を問わず多くのレースに出場してきた。アメリカで開催される100マイル(160㎞)レースの常連でもある。

Before you start
Trail Run Manners

  • 歩いている人、のぼっている人が優先です。
  • 追い抜くときには挨拶し、歩いて追い越しましょう。
  • ごみは必ず持ち帰りましょう。
初心者
  • 木の根や落ち葉(すべりやすい)に注意。
  • 距離は短くても水を持参しましょう。
  • もしものために携帯電話を持参しましょう。
中・上級者
  • アメやゼリーなど補給食を携帯しましょう。
  • トレイルランに特化したシューズがおすすめ。
  • 傾斜がきつい場所では重心を山側に寄せましょう。

Let's go Trail Run

  コース全長 往復 高低差
初心者 2.3km 4.6km 190m
中・上級者 3.5km 7km 280m

初心者コース中・上級者コースSTART

1BEGINNER & ADVANCED屋島山上観光駐車場

トレイルランの出発地は、屋島山上観光駐車場。
水分を用意していない人は、こちらに自動販売機があるので購入しておきましょう。トレイルランには、走る距離や季節・天候に合わせて500ml~1L程度は必要です。
ここから山に入るまでの300mほどは整備されたゆるやかな舗装道が続きますので、ウォーミングアップとして軽く体を慣らしておきましょう。

21.3 km / BEGINNER & ADVANCED側道の入り口

北嶺方面に行く分岐点は、このコースで唯一注意するべき分岐点。
林に入っていく階段を見逃さないように気を付けて!!

階段は落ち葉などで見えにくいので注意しましょう

トレイルラン豆知識
ケルン

山道の脇にピラミッド型に積まれた小石。これは「ケルン」といって人の手でつくられた道標です。通常は分かりにくい分岐点などに目印として積まれます。

3BEGINNER & ADVANCED千間堂広場

千間堂跡隣の広場には、休憩スペースとお手洗いがあります。

ここから先にはお手洗いがありません。

4BEGINNER & ADVANCED魚見台

木々の切れ間から瀬戸内海が望める魚見台。
ベンチがあり、休憩をとることができます。

トレイルラン豆知識
いのししが出たら

屋島山上にはいのししが出没します。もし見かけたら刺激しないように静かに離れましょう。またスズメバチに攻撃されやすいといわれる黒い洋服も避けた方がベター。

5初心者コースGOAL2.3 km / BEGINNER & ADVANCED遊鶴亭

屋島山上最北端のビューポイント、遊鶴亭。
写真映えするスポットとしても有名で、目の前に浮かぶ島々など、
瀬戸内海を見渡す320度の絶景パノラマを堪能しながらひと休みできます。
トレイルランのビギナーはここがゴールです。

中・上級者編
スタート
中・上級者コースあと約1.2km

遊鶴亭を過ぎると急勾配の岩場が出現!
人一人がやっと通れるような狭い道幅の所もあります。
ここからは集中力と緊張感をもって進みましょう。

危険を感じたら歩き、休憩するときは山側に重心を。

6ADVANCED北嶺登山口

北嶺登山口まで下山すると、県道150号に出ます。
そのまま直進するルートもありますが足場や視界が悪いので、
県道沿いを西に向かいましょう。
木里神社参道口の石碑を目印にUターンして、長崎の鼻を目指します。

7中・上級者コースGOAL3.5 km / ADVANCED長崎ノ鼻

木里神社参道口から北進し、
木々が生い茂る緑のトンネルを抜けるとゴール目前です。
最北端へとつながる岩場を進むと、いよいよ長崎ノ鼻に到着。
山上よりもグッと近くなった瀬戸の島々と海風を感じながら
達成感を味わえるのも、トレイルランの醍醐味です。